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江別市指定文化財第3号
野幌神社 |
*** 野幌太太神楽の起源 *** 野幌太太神楽は、東西野幌地区に移住・開拓した北越殖民社の人々の故郷、新潟三条市八幡神社に伝わる「三条神楽」を受け継いだものです。 三条神社は、島根県の佐太神社を起源とする出雲神社の系統に属し、このうち野幌太太神楽には、古典系、雅楽系、他芸系、他宗系、行事系、田遊系の二十種の舞が伝承されています。 明治31年8月15日、五十嵐金作を師範とする殖民社の人々により、野幌神社例大祭に舞楽を奉納したのが野幌太太神楽の創始とされています。 当時の殖民社社長関矢孫左衛門は、これを郷土芸能として残そうと神楽の奨励に努め、明治36年4月には神社境内に神楽殿が建築され、野幌太太神楽は北越殖民社の人々により今日まで伝承されてきました。 明治から大正・昭和・平成と引き継がれてきた野幌太太神楽は戦中・戦後の世相反映で、一時消滅の危機にさらされましたが、 地元有志の熱意と努力によって再編成され、また、平成10年には市民の有志により野幌太太神楽伝承会が発足し、郷土の貴重な無形民族文化財として伝承・保存されて今日に至っています。 江別市教育委員会 記 一部加筆 |
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江別市郷土資料館の承諾を得ています。